ECCENTRICA Cars The Ultimate Restmod of Lamborghini Diablo
皆さんはこの車を知っているだろうか。サンマリノ王国のエキセントリカカーズが公開したこのクルマは、誰もが一目見てわかるようにランボルギーニ・ディアブロのレストモッドである。
デビューするとすぐにSNSで話題になったクルマが船旅で日本に到着。超高級車を扱うビンゴスポーツとそこが提携するARTAメカニクスのブランド拠点地、新木場ARTAメカニクス&インスピレーションで一般公開された。
お値段1億8000万だが、20台生産するうちの8台はオーナーが決まっているそう。
近年流行っているレストモッドブームに乗って誕生したこのクルマの細部を見ていきましょう。
それではフロントから。
ヘッドライトは特徴的な開き方をするもの。リトラクタブル式ではなく、”ポップダウン式”と説明されるその開き方は、カバーパネルが下側に下がることでライトが露出する仕組み。
その動きはこの動画をどうぞ。
このようにカバーが下がるというアイデアは何度かあったものの、この時代に採用したのはすごくいい。現代の新型車で市販化できるんでしょうかね。
バンパーはカーボン製。というかボディパネルはカーボン製。ECCENTRICAのロゴが入ります。さらにウインカーとポジションライトも。
検印フックのような形状になっている部分はチタンゴールド。グリルと裏側のメッシュはカラー違いでおしゃれ。
ヘッドライト上部にはNACAダクト。
ワイパーもカーボン製。
ホイールは面の広い5本スポーク。
タイヤサイズは255/30/ZR19。
ブレンボのブレーキとスリットローターを組み合わせます。
フェンダー造形は上から覆いかぶさるような仕上がり。
シザースドアには干渉しませんが、パネル同士が折り重なるようなスタイル。
サイドはフェンダーから太いパネルが生えているようなデザインをしています。
サイドアンダーにはダクトが設けられていて、ここからフレッシュエアを吸い込むようだ。
カウンタックの位置にもインテーク。この個体はデザインを示すためのものでエンジン等は搭載されていないとのこと。それでもかっこいい。
ルーフにもインテーク。550馬力NAエンジンを冷やします。
エンジンフードもこだわって造形されている。
フードにはECCENTRICAロゴ。
テールは丸4灯。
前述の通り、エンジンは搭載されていないが、この特徴的なマフラーはもちろんついている。
薄型のバンパーはマフラーを抱え込むために一部外側にはみ出ていて、放熱用の穴が開く。
内部はハニカム構造の物体が入っていた。
サイドはもちろん熱抜きダクト。
ECCENTRICAのeCCentricaの部分を組み合わせたロゴと丸目4灯。
黒ハニカムとゴールドメッシュの相性は抜群。
リアもブレンボブレーキが備わる。
サイズは325/30/ZR19。
内装はブルー。
同じくチタンゴールドがあしらわれ、メーターはレトロ調なデジタルのもの。
6速MTが備わる。
シートは薄型だがホールド性のよさそうなもの。
ドア内張もブルー。金具はイエロー。
ECCENTRICAの看板が設置されていました。
550馬力のNAエンジン、新しいサス、リフター、カーボンボディ、強化シャシーなど、このクルマに詰め込まれた技術が紹介されていました。
スポンサーも。
そして会場では限定ノベルティも。
私も一ついただきましたが、これはカセットテープ。
といってもテープそのものに音声が入っているわけではなく、90年代をイメージしてエキセントリカがまとめたSpotifyプレイリストのリンクQRコードがついているもの。
レストモッドと90’sにかけるエキセントリカの粋なプレゼント。
というわけで今回はここまで。それではまた次回。