Comparison: Four 1/64 Lancia Delta
Kyosho Lancia Delta HF Integrale EvoluzioneⅡ
MINIGT Lancia Delta HF Integrale Evoluzione Martini Racing
MINIGT Lancia Delta HF Integrale Evoluzione Group.A 1992 Rally Montecarlo Winner #4
CM's Lancia Delta S4 Stradale Group.B 1985 RAC Rally Winner #6
京商の量産デルタエボⅡとMINIGTのグループAデルタ。
さあ、まずは市販車版とグループAの比較です。
顔つきはほとんど同じ。
バンパー下のガードとグリルスリット部のブラックアウトの有無など細かな違いにとどまります。
ホイールも基本的に純正準拠。グループAデルタはブレーキ冷却のためにカバーが装着されています。
リアバンパー周りもほとんど同じ。ラリー仕様のほうは泥除けが巻いてある状態を再現してあります。
ウィンドウ回りもほぼ同じ。ラリー仕様のほうはルーフにベントがついていますね。
リアスポイラーもほとんど同じ。ラリー版はマルティニレーシングの文字が入ります。
ウィンドウ回りではラリー版はワイパーがなくなっています。
MINIGTの1992Gr.Aと謎のマルティニデルタ。
続いてはMINIGT比較です。
まずはこちらのデルタ。ラリー仕様に見えますが、ゼッケンがあるわけでもなく、ただのマルティニカラー。
ずっとこの個体が何なのか気になっていました。MINIGT公式ページにも何も開設はありません。
実はリアにナンバーがついていたのでこれで検索。TO 21685Sですね。ちなみに1992ラリー仕様はTO 45703Sですね。
するとこちらの画像がヒット。フロントバンパーの文字をよく見ると、同じTO 21658Sの文字があります。(出典:
Autolook Week – Heritage takes to the field with the monarchs of rallying | Lancia | Stellantis
)
こちらはのリアナンバーが露出していますが、先ほどの実車はリアナンバーが隠されています。その化粧プレートから見るに、これはトリノにあるステランティスのヘリテージハブに展示されている個体のようです。
リアのプリントも各部違います。実戦仕様というより広報画像に使われた個体なんでしょうか。もっともあの画像はナンバープレートが確認できませんが。
というわけで謎のデルタでした。いつかヘリテージハブ行ってみたい。
Gr.AとGr.B。
ここからはデルタS4とグループA仕様のデルタを比較していきます。
S4だけが異常に伸びたフロントスポイラーを持っていますが、これは空力解析によるもの。
1985年のS4は空力解析が行われて過激なフォルムですが、グループAのデルタはずいぶん市販仕様と似たもの。まあGr.Bか激しすぎて危なかったのでGr.Aになったので仕方ないところ。
もっとも違うのがリアセクション。何といってもS4はミドエンジン。ドアの枚数も違いますね。
S4のミドエンジンの証、エアインテーク。
ラリー仕様はリアバンパーもありません。
むき出し感のあるS4はやはりかっこいい。でも市販車然として速い1992仕様もいい。
RACのゼッケン6番とモンテカルロのゼッケン4番。どちらも優勝マシン。
というわけで今回はここまで。皆さんはどのデルタが好きですか?それではまた次回!