【AC2024】フォルクスワーゲン・ゴルフの半世紀

f:id:Mottyo:20240413192232j:image

Evolution of Volkswagen Golf
f:id:Mottyo:20240413192208j:image
f:id:Mottyo:20240413192201j:image

まずは最新世代。8代目のゴルフです。もっとも本国ドイツではすでにマイナーチェンジ後の8.5代目がデビューしているわけですが、日本ではとりあえずこれが最新。
f:id:Mottyo:20240413192204j:image

その後期型は年内導入予定らしいですが公式発表を待ちましょう。この8代目では様々な進化を遂げており、初のマイルドハイブリッドや静電容量方式、つまりタッチパネル式のハンドルやエアコン操作などが導入されました。後者に関しては使いづらいので後期型では物理ボタンになりましたが。
f:id:Mottyo:20240413192224j:image

サイドビュー。初代から変わらずボックス型のスタイリング。

f:id:Mottyo:20240413192157j:image

何といってもくの字のCピラーはゴルフのアイデンティティ。初代と4代目は途中に段差がなく、さらに4世代目からはテールゲートとリアドアのウィンドウのラインが平行になります。つまりこの1、2、4、7、8、という世代の並びはゴルフのデザイン進化がよくわかるチョイスというわけです。f:id:Mottyo:20240413192244j:image

では初代を見ましょう。このブルーの個体は雑誌、ENGINEのゴルフ特集の表紙を飾っていたことを思い出します。年式は1980でグレードはE、バンパーが金属から樹脂になって全長が若干伸びた個体ですね。
f:id:Mottyo:20240413192253j:image

そしてこのモデルはレアな5ドア個体。
f:id:Mottyo:20240413192247j:image

デザインはご存じ、ジョルジェット・ジウジアーロ
f:id:Mottyo:20240413192231j:image

シャープなデザインはタイプ1、ビートルとは全く異なるものですがとても魅力的。
f:id:Mottyo:20240413192241j:image

エンブレムはGOLF。当時の輸入を務めたヤナセのステッカーが貼られます。
f:id:Mottyo:20240413192221j:image

第2世代目。初代に設定されて大ヒットしたGTIは日本には正規輸入されなかったが、この2代目から導入されました4灯ヘッドライトがかっこいい。
f:id:Mottyo:20240413192217j:image

初代モデルよりも大型化されたボディ、ビッグバンパー。そしてワイドフェンダー。メッシュホイールを履いてやる気満点です。COXがチューニングした個体のようですが見た目にその変化は感じ取れません。
f:id:Mottyo:20240413192211j:image

第4世代目、これまでのGTIをさらに超えるV6搭載モデル、R32。シリンダーヘッドが1つしかない挟角V型エンジンで、V6なのにコンパクトで4気筒モデルであるゴルフに搭載することができました。このころはビートルRSiやパサートR36などのとがったモデルが多くて面白かったですね。
f:id:Mottyo:20240413192234j:image

リアバンパーもやる気なデザイン。リアには特にエンブレムは配置されず、一見すると普通のゴルフに見えるところがクール。
f:id:Mottyo:20240413192301j:image

そしてこのモデルはゴルフのプレミアム・ハイパフォーマンスモデルの始まりであり、今日のゴルフRに続きます。
f:id:Mottyo:20240413192308j:image

新プラットフォーム、MQBを採用した7世代目。サザンオールスターズのCMが懐かしいですね。死角をなくすためのAピラー根元に小窓が配置される関係で、この代からはドアミラーがボディパネルについています。
f:id:Mottyo:20240413192227j:image

そしてこのモデルは最廉価グレード、トレンドラインで受注生産だった地味なレアモデル。ヘッドライトはキセノンではなくハロゲンのものです。
f:id:Mottyo:20240413192257j:image

テールランプは全グレード共通ですが、ホイールも小さなものなので見た目では劣ります。しかしこの何とも言えない道具感が刺さる人もいるのでしょうか。
f:id:Mottyo:20240413192232j:image

今年には後期型に進化するゴルフ。標準仕様だけではなく、GTIやRも同時に進化します。その発展がますます楽しみ。

それでは今回はここまで。また次回!