【AC2024】フォルクスワーゲン・ゴルフの半世紀

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Evolution of Volkswagen Golf
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まずは最新世代。8代目のゴルフです。もっとも本国ドイツではすでにマイナーチェンジ後の8.5代目がデビューしているわけですが、日本ではとりあえずこれが最新。
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その後期型は年内導入予定らしいですが公式発表を待ちましょう。この8代目では様々な進化を遂げており、初のマイルドハイブリッドや静電容量方式、つまりタッチパネル式のハンドルやエアコン操作などが導入されました。後者に関しては使いづらいので後期型では物理ボタンになりましたが。
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サイドビュー。初代から変わらずボックス型のスタイリング。

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何といってもくの字のCピラーはゴルフのアイデンティティ。初代と4代目は途中に段差がなく、さらに4世代目からはテールゲートとリアドアのウィンドウのラインが平行になります。つまりこの1、2、4、7、8、という世代の並びはゴルフのデザイン進化がよくわかるチョイスというわけです。f:id:Mottyo:20240413192244j:image

では初代を見ましょう。このブルーの個体は雑誌、ENGINEのゴルフ特集の表紙を飾っていたことを思い出します。年式は1980でグレードはE、バンパーが金属から樹脂になって全長が若干伸びた個体ですね。
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そしてこのモデルはレアな5ドア個体。
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デザインはご存じ、ジョルジェット・ジウジアーロ
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シャープなデザインはタイプ1、ビートルとは全く異なるものですがとても魅力的。
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エンブレムはGOLF。当時の輸入を務めたヤナセのステッカーが貼られます。
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第2世代目。初代に設定されて大ヒットしたGTIは日本には正規輸入されなかったが、この2代目から導入されました4灯ヘッドライトがかっこいい。
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初代モデルよりも大型化されたボディ、ビッグバンパー。そしてワイドフェンダー。メッシュホイールを履いてやる気満点です。COXがチューニングした個体のようですが見た目にその変化は感じ取れません。
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第4世代目、これまでのGTIをさらに超えるV6搭載モデル、R32。シリンダーヘッドが1つしかない挟角V型エンジンで、V6なのにコンパクトで4気筒モデルであるゴルフに搭載することができました。このころはビートルRSiやパサートR36などのとがったモデルが多くて面白かったですね。
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リアバンパーもやる気なデザイン。リアには特にエンブレムは配置されず、一見すると普通のゴルフに見えるところがクール。
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そしてこのモデルはゴルフのプレミアム・ハイパフォーマンスモデルの始まりであり、今日のゴルフRに続きます。
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新プラットフォーム、MQBを採用した7世代目。サザンオールスターズのCMが懐かしいですね。死角をなくすためのAピラー根元に小窓が配置される関係で、この代からはドアミラーがボディパネルについています。
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そしてこのモデルは最廉価グレード、トレンドラインで受注生産だった地味なレアモデル。ヘッドライトはキセノンではなくハロゲンのものです。
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テールランプは全グレード共通ですが、ホイールも小さなものなので見た目では劣ります。しかしこの何とも言えない道具感が刺さる人もいるのでしょうか。
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今年には後期型に進化するゴルフ。標準仕様だけではなく、GTIやRも同時に進化します。その発展がますます楽しみ。

それでは今回はここまで。また次回!

【AC2024】ポルシェ 911ダカールを見てきた。


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Porsche 911 Dakar
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ポルシェが発表した究極のオールラウンダー911ダカールのご紹介です。
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お披露目は去年、エクスペリエンスセンター東京でのイベント。もうすぐ1年前ですが実は初めて見ました。
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まずはフロントから。オプションのエクステリアパッケージでロスマンズカラーになっています。フロントバンパーは純正で未塗装樹脂でオフロード感満載。
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検印フックはレッドで目立つもの。でもおしゃれにデザインがされていて最高。
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フロントスキッドプレートはメタル。
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ボンネットには先述のイベントでのジャッキー・イクスのサイン。
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タイヤもオフロード仕様。ピレリスコーピオンですね。
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ロスマンズ、と実際には書けないので…ラフローズと書かれているのはみなさんご存じ。
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テールはたモデルと同じ。そしてどでかいウイング。
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フロント同様に未塗装樹脂とメタルプレート。
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ちなみにウイングの内側は吸気のダクトになっています。

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というわけで今回はここまで。それではまた次回!

MINIGT ベントレー フライングスパー

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MINIGT Bentley Flying Spur
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さあ今回はMINIGTのベントレー、フライングスパーの紹介記事です。
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いわずと知れた高級車ブランド、ベントレーの最高級セダン、フライングスパー。
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実車同様とんでもなくながーーいボディサイズで登場しました。実は箱サイズに対してかなりギリギリ。
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ではフロントから見ていきましょう。この個体はブラック仕上げになるパッケージが追加されているようで、グリルや各ガーニッシュ類はみなブラックアウトされています。
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中でもこのセンターグリルの細さはとんでもない。精巧な再現がなされています。
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ホイールはシルバーのもの。高級感と優雅さを兼ね備えたデザインをしていますね。

サイドのエンブレムにもあるように、この個体はV8搭載車です。
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ルーフにはパノラマサンルーフ(これもとんでもなく巨大)を装備。スモークが濃いめですがしっかり透けて見えます。
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テールランプのB文字はさすがにはっきりとは見えませんがそれでも何とか再現しようとしたように見えます。
f:id:Mottyo:20240322123015j:imageリアはベントレーのバラ文字と化粧プレート。


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裏面はこんな感じ。f:id:Mottyo:20240322123034j:image

箱デザインはこう。新世代パッケージですね。

 

それでは今回はここまで。また次回!

MINIGT フォード マスタングシェルビーGT500

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MINIGT Ford Mustang Shelby GT500
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MINIGTのフォードマスタングシェルビーGT500をご紹介。
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マスタングのチューナーとして長い歴史を持つシェルビー。6代目マスタングベースのチューンモデルがGT500です。
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ボディカラーはフォードパフォーマンスブルー。ホワイトのストライプを合わせます。
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フロントは複雑なエアロ造形をしっかり再現。グリル内のシェルビースネーク、コブラエンブレムもメタルインレットで再現。
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ボンネットにはダクトがつきます。f:id:Mottyo:20240308152121j:image

ホイールは7本スポークのガンメタリック。
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サイドにもストライプ。
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テールライトはクリアパーツ。フォードパフォーマンスの化粧プレートも付きます。
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リアウイングは高さこそ控えめなものの、しっかりと幅のあるカーボンのもの。
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裏面はこんな感じ。
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パッケージは新タイプ。半分ボディカラー、半分グレーの背景にロゴと商品写真が載っています。

 

それでは今回はここまで。また次回

MINIGT ランボルギーニ ウラカンEVO

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MINIGT Lamborghini Huracan EVO
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今回はMINIGTの過去製品アーカイブとしてMINIGTのランボ、ウラカンEVOをご紹介します。
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カラーはオレンジメタリック。もっとも公式ではArancio Borealisと表記されていますが、イタリア語なのでわかりません。

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別パーツと塗分け、プリントが細かいので満足度が高い一台です。
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まずはフロントから。ヘッドライトはクリアパーツの下にデイライトの印刷がされています。EVOの専用バンパーも複雑な造形と塗分けを再現。
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特徴的なホイールはシルバー塗装。
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サイドダクトとEVOのエンブレムは印刷で再現。
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5.2LのV10エンジンもしっかり再現。窓越しに覗くことができます。
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リアセクションは真ん中から突き出る2本出しマフラーや化粧プレート、テールランプとダックテール、さらにはボディ同色リアディフューザーも再現。
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裏面はこんな感じ。
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箱デザインは変わる前のやつですね。白下地に商品写真が載っているタイプのものです。

【比較】1/64のランチアデルタ4台を徹底比較。

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Comparison: Four 1/64 Lancia Delta

Kyosho Lancia Delta HF Integrale EvoluzioneⅡ

MINIGT Lancia Delta HF Integrale Evoluzione Martini Racing

MINIGT Lancia Delta HF Integrale Evoluzione Group.A 1992 Rally Montecarlo Winner #4

CM's Lancia Delta S4 Stradale Group.B 1985 RAC Rally Winner #6
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京商の量産デルタエボⅡとMINIGTのグループAデルタ。

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さあ、まずは市販車版とグループAの比較です。

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顔つきはほとんど同じ。
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バンパー下のガードとグリルスリット部のブラックアウトの有無など細かな違いにとどまります。
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ホイールも基本的に純正準拠。グループAデルタはブレーキ冷却のためにカバーが装着されています。
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リアバンパー周りもほとんど同じ。ラリー仕様のほうは泥除けが巻いてある状態を再現してあります。
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ウィンドウ回りもほぼ同じ。ラリー仕様のほうはルーフにベントがついていますね。
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リアスポイラーもほとんど同じ。ラリー版はマルティニレーシングの文字が入ります。
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ウィンドウ回りではラリー版はワイパーがなくなっています。

 

MINIGTの1992Gr.Aと謎のマルティニデルタ。
f:id:Mottyo:20240220215048j:image続いてはMINIGT比較です。f:id:Mottyo:20240220215154j:image

まずはこちらのデルタ。ラリー仕様に見えますが、ゼッケンがあるわけでもなく、ただのマルティニカラー。
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ずっとこの個体が何なのか気になっていました。MINIGT公式ページにも何も開設はありません。
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実はリアにナンバーがついていたのでこれで検索。TO 21685Sですね。ちなみに1992ラリー仕様はTO 45703Sですね。

 

するとこちらの画像がヒット。フロントバンパーの文字をよく見ると、同じTO 21658Sの文字があります。(出典:

Autolook Week – Heritage takes to the field with the monarchs of rallying | Lancia | Stellantis

)
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こちらはのリアナンバーが露出していますが、先ほどの実車はリアナンバーが隠されています。その化粧プレートから見るに、これはトリノにあるステランティスのヘリテージハブに展示されている個体のようです。f:id:Mottyo:20240220215044j:image

リアのプリントも各部違います。実戦仕様というより広報画像に使われた個体なんでしょうか。もっともあの画像はナンバープレートが確認できませんが。
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というわけで謎のデルタでした。いつかヘリテージハブ行ってみたい。

Gr.AとGr.B。

ここからはデルタS4とグループA仕様のデルタを比較していきます。f:id:Mottyo:20240220215123j:image

S4だけが異常に伸びたフロントスポイラーを持っていますが、これは空力解析によるもの。
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1985年のS4は空力解析が行われて過激なフォルムですが、グループAのデルタはずいぶん市販仕様と似たもの。まあGr.Bか激しすぎて危なかったのでGr.Aになったので仕方ないところ。
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もっとも違うのがリアセクション。何といってもS4はミドエンジン。ドアの枚数も違いますね。f:id:Mottyo:20240220215057j:image

S4のミドエンジンの証、エアインテーク
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ラリー仕様はリアバンパーもありません。
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むき出し感のあるS4はやはりかっこいい。でも市販車然として速い1992仕様もいい。
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RACのゼッケン6番とモンテカルロのゼッケン4番。どちらも優勝マシン。

 

というわけで今回はここまで。皆さんはどのデルタが好きですか?それではまた次回!

CM's 1/64 ランチアデルタS4 1985RACラリー仕様

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CM's Lancia Delta S4 Competizione 1985 RAC Rally Winner
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CM'sから発売されていたランチアデルタs4の1985、RACラリー仕様です。
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1985年にデビュー。グループB既定のラリーカーが1986年で廃止になった原因になったクルマでもありますね。
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標準仕様のデルタとは名前のみの共通性で、このS4は全く別物。
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フロントバンパーは延長され、スポイラーの形状。当時としてはかなり先進的な空力開発によって導かれた形状です。
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ボンネットはRACラリーのバッジ、マルティニやピレリランチアロゴがあります。
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ホイールはWRC参戦当時のものに準拠したつくり。
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フェンダー上にはドライバー&コ・ドライバーのネーム入り。

ドライバーは1986年、このデルタS4でツール・ド・コルスをドライブし、帰らぬ人となるヘンリ・トイヴォネン。

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このデルタS4はランチアで唯一、無冠で終わったクルマですが、弱かったわけではなく、強すぎたというほうが正しいかもしれません。初登場のRACラリーでは優勝を飾っています。
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ルーフにはランチアロゴ。後部はエンジンへのエアを取り入れる穴になっています。
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このサイドに大きく張り出した部分もエアの取り込み口。
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そう、このデルタS4は標準仕様とは全く異なり、エンジンの搭載位置がミドです。
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ロールバーとともにしっかり再現されています。
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リアのルーバーのプリントもしっかり再現。
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大胆にリアバンパーはレス。マフラーが丸見えです。
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パッケージはこんな感じ。出来はとてもいいのでラリーファンは買う価値あり。